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6月12日火曜日第2回「教育研究コロキューム」を開催

斎藤先生より今年度第1回目の「教育研究コロキューム」のご案内をいただきましたのでご連絡させていただきます。
以下斎藤先生のご案内文になります。

数学教員の齋藤です。
教育研究コロキューム、第2回開催内容についてお知らせいたします。

今回は荒川キャンパスの新任の先生方による講演会です。
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開催日・時間: 6月12日(火) 16:45~
開催場所:本校荒川キャンパス2階 大会議室

柴田 芳幸 先生(医療福祉工学コース )
タイトル: 電気・電子・機械技術を利用した,リハビリテーションシステムの開発事例の紹介
概要:
リハビリテーションという言葉を,みなさんどこかで聞いたことがあると思います.これは,病気や怪我によってからだの自由がきかなくなったときに,病院
などで専門家の手助けを受けながら訓練を行うことを意味します.近年,工学技術の発展によって,いわゆるロボット型のリハビリテーションシステムの開発が
企業,大学,研究所などで盛んに行われています.ここではこれらの開発例や,私が大学で行ったリハビリテーションシステムの開発について紹介します.

瀬山 夏彦 先生(ロボット工学コース)
タイトル: 特殊歯形歯車の研究
概要:
私の大学院在籍時の研究内容を中心に,特殊歯形歯車の概要と特徴,課題についてお話しします.現代の歯車は,そのほとんどがインボリュート曲線を歯形に
使用したインボリュート歯車です.歯車の歴史は数千年とも言われていますが,インボリュート歯車が普及したのはここ100 年余りのことです.なぜこれほどイ
ンボリュート歯車が普及したのか?今回はその理由を考えます.また一方,インボリュート曲線以外の曲線を使うことで,歯車の性能をさらに向上させようとい
う試みも行われてきました.こうして生み出された特殊歯形歯車の特長と,実用化に向けての課題についてもお話しします.

矢吹 康浩 先生(一般科・数学)
タイトル:「無 限」を扱う
概要:
現代数学の中にはあらゆるところに「無限」が潜んでいます.高専で学ぶ数学も例外ではありません.たとえば微分積分は「極限をとる」という操作により定
義されますが,ここにも無限を見つけることができます.空間を扱う幾何学においては,空間の無限遠点を考察の対象とすることもあります.今回は,このよう
な「無限」に関する話を紹介します.
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広報誌№7追加

2012年2月配布 広報誌№7を追加しました。
輝汐7号

広報誌 

輝汐のバックナンバーがご覧いただけます。

まずはお弁当

食堂」にお弁当他載せてみました。

未来工房プロジェクト

未来工房プロジェクト

H22 年4 月から始まり、昨年は5 件の申請で3 件が認定され、今年の高専祭で成果発表がありました。今年
は5 件の応募があり、審査した結果下記プロジェクトに決定しました。

自家用車小型ガスタービンエンジンの製作
チェビシェフリンク機構を用いたリカンベント型人力ボートの製作
ハイブリッドロケットと缶サットの製作
ロボカップジュニア・レスキュー競技のためのマシン開発
衛星自己点検用ロボットアームの製作
詳しくは広報誌「輝汐」をご覧ください。

【未来工房プロジェクトとは?】
学生達の様々な夢を形にする場所として、また、学年やクラブの枠を超えた技術交流の場としての利用
を目的としています。
発表は2回。高専祭の中の「工学祭」の中で一般公開され、春のクラブ紹介の時にも同好会に混じって
発表されます。
斬新なアイデアに富むプロジェクトを募集し、ものづくりを積極的に支援します。

未来工房ジュニアが今年から
低学年が気軽に仲間と応募できるように設立されました。
皆様から集めている後援会費より50万円を来工房を学生達のものづくりに還元いたします。
今年度は現在11件程度の申請があり、選考会は月25日でした。
選考委員は未来工房長、学生主事、学生室長、後援会代表2名の5名程度です。

祝!小型衛星輝汐の打ち上げの物語が道徳の教科書に掲載!

祝!小型衛星輝汐の打ち上げの物語が道徳の教科書に掲載!            「日本最年少の宇宙開発

と脚光を浴びた、人工衛星開発物語が、H24年度より全国の中学校で使われる道徳副読本「心つないで中学道徳Ⅰ

に掲載されることになりました。

現在、荒川区で道徳の副読本として使われるこの物語は、荒川区立第三中学校の佐瀬順一教諭が独自教材として作ったものが編集者の目に留り、自分に足りないものを見つけ克服する姿が、学習指導要領の「自己を見つめる」という狙いに合致して、今回の全国版に「輝汐が起こした奇跡」と題して、掲載が決まったそうです。

高専生をはじめ、地元荒川の町工場、全国42社が部品加工などで協力した「みんなの宇宙開発」の物語が今、全国に飛び立つ!

23年後に打ち上げを目指す「輝汐二号」を荒川三中の生徒、町工場と共に開発中です。

 

教育研究コロキューム☆イオンエンジンとプラズマロケットの研究開発動向

イオンエンジンとプラズマロケットの研究開発動向

1124日(木) 16:50~2F大会議室にて

講演者・中野 正勝先生 本校荒川キャンパス航空宇宙工学コース准教授

小惑星探査機「はやぶさ」に搭載されたイオンエンジンのお話。往復で2年間、故障は許されません。壊れてもJAFは来てくれません。エンジンが2年間壊れないか、連続18,000時間の試験を2回行ったそうです。家にも帰らないといけないので、試験機に携帯電話を取り付けて問題があれば試験機が電話して「調子おかしいんで見に来てくれない?」的な信号を送るようにしたそうです。

「はやぶさ」は2003年に打ち上げられ、幾多のトラブルを抱えながらも2010年に帰還。その間日本では政権交代が起こり、仕分けでハヤブサプロジェクトの後継機種がボツにされそうになりながらも、現在「はやぶさ2」の開発は進行中。このエンジン試験のシミュレーションの開発を行っているのが中野先生です。先生作成のプログラミングだと2年かかっていたものが、普通のパソコンで2週間で結果が出るそうです。こんなスゴい先生から授業を受けているなんて、学生たちがうらやましいです。(田村)

 

教育研究コロキューム☆病院で活躍する医療機器のエキスパート 臨床工学技士

講演者: 山中 望 先生

防衛医科大学校 外科学講座 助教 (臨床工学技士)・医学博士

 タイトル: 病院で活躍する医療機器のエキスパート 臨床工学技士    

概要:

臨床工学技士が誕生して23年が経ち医療関係の方々には知られる存在になり

ましたが、一般の方にはまだまだ馴染みの薄い臨床工学技士という資格について

実際にどのような仕事をしているのか、また資格を取る方法、進路、臨床工学技士

の将来性などについてお話しできればと考えております.

に、保護者の方が参加してくださり、またコメントも頂くことが出来ました。

以下に、そのコメントを記します。

保護者の方のコメント:

臨床工学技士・山中先生の詳しいお仕事の内容もさることながら、普段では中々聴くことの出来ない具体的な職場での地位や給与の事などもお話してくださり、医療福祉の学生さんだけでは勿体無い講演でした。

社会的な評価を押し上げる為のご努力が報われる日が来ることを願って止みません。


ロボコン関東甲信越地区大会

ロボコン関東甲信越地区大会

今年は主幹校の東京高専の近所の体育館が工事中とのことで、山梨県大月市にある体育館での開催となりました。102日。山あいの、秋空に包まれた中央本線の鳥沢駅から川に向かって下った先にある体育館には、遠路に関わらず荒川キャンパスから多数の応援団が集結しました。

昨年に引き続き国技館に連れてって的な熱気の中、地区大会がスタートしました。

荒川キャンパスからは2チームが参加し、TVカメラが廻り、各校の派手な応援など、緊張感が漂う中、学生たちは冷静に行動し、アクシデントにも慌てることなく試合を進めていきました。しかしながら善戦むなしく、両チームとも1回戦敗退という結果になりました。年々ルールが難しくなっていくなかで、各校とも知恵を絞り優秀なロボットを作り上げてきました。荒川キャンパスは来年に雪辱を期し、自分達の技術を磨き上げ、新たなアイディアを盛り込んで挑戦してもらいたいと思います。

競技終了後、あたりは暗闇に包まれ、ふだん街灯のもと歩いている身としては少々心もとない帰路でしたが、主幹校の東京高専のスタッフの方々が所々にランタンを持って立って足元を照らしていただき、おもてなしの心を感じました。

2年後は荒川キャンパスが主幹校です。

教育研究コロキューム☆宇宙から飛ばす紙ヒコーキ

宇宙から飛ばす紙ヒコーキ 

77日(木) 16:45~汐黎ホールにて

講演者・日本折り紙ヒコーキ協会 会長戸田拓夫さん

室内滑空時間競技ギネス記録保持者。(http://www.oriplane.com/

A-4の松本君がまだ小学校1年生の時に紙ヒコーキの本を読んで作ってみたところ、どうしてもスペースシャトル型のヒコーキが折れない!と、直接この本の作者戸田さんに聞きに行き、それからずっと交流を続け、今回、松本君の紹介で講演を依頼したそうです。

宇宙から燃え尽きずに地球に届くようにするにはどうすれば良いかの実験の話(紙はガラス加工され、マッハ7に耐える。スペースシャトル型で、紐をひっぱれば真ん中が膨らむ仕組みに作る…)また、コンテストで滞空時間を長くするための投げ方や、適した紙の材質、折り方等の説明と続きました。お話の後、実際にB5紙を折って作成してみました。今回挑戦するのは②のスカイキング。お勧めランキングは

  1. スペースシャトル (宇宙から飛ばす紙ヒコーキ)
  2. スカイキング   (滞空時間が長い)←戸田折りと呼ばれる
  3. はばたきカモメ  (はばたきながら飛ぶ)

今回は、急な話で後援会からの参加は15人ほどでしたが、お父様が多く感想を聞くと、「カバンに入れると壊れるのでこのまま電車に乗るぞ!面白かった」「何でもっとたくさん参加しないのだろう。すばらしい内容なのにもったいない…」など。戸田さんよりお土産にキーホルダーが配布されました。(鈴木)